寺好き女子の京都移住ブログ

お寺や神社 旅の話をつらつらと

9月。瀧尾神社の神幸祭を見に行ってきた。

紅葉で有名な東福寺東福寺駅」のすぐ近くに瀧尾神社(たきのお)があります。

有名な占い師さんが商売繁盛のパワースポットと言ったそうです。

それもそのはず百貨店の大丸の創業者が瀧尾神社を熱心にお参りして成功し、そして今の本殿を綺麗に整えたそうな。

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本殿は、貴船神社奥院旧殿を移築したものということで歴史的にも貴重な文化財であります。

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彫刻も凄いです。

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さてさて。こちらの神幸祭という神仏習合神社がお寺にお神輿担いで行きお祭りをするというなんとも珍しい行事!!

昔はお寺の中に神社があったり「神社とお寺」は一緒に信仰する風習がありました。

私的にも「神や仏が喧嘩をしたら、それは神でも仏でも無い」と思うので、その考えは正しいと思いますがいつしか別の信仰みたいになっています。

どんな感じか見てみたい!と思った私は一人で潜入。

 

瀧尾神社から泉涌寺までを地元の人が中心になりお神輿ついで練り歩きます。

基本的にこちらのお祭りは「地元感満載」よって観光客が見に訪れるというよりは、身内がお神輿を担いでいるのを応援すると言った感じです。

14時ぐらいに神社から出発するという情報だったので14時すぎに神社につきました。

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丁度、雨がパラつきはじめて、バタバタと雨支度していたのでスタートが遅れる気配

神社の境内も見終わったので、少し先で待ち構えようと歩き。

「夢浮橋跡」という所で人や警察官が待機している所がきっと通り道だろうと私もそこで待機。

そしてやってきました

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神主さんと思われる方が馬に乗って
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続いてドンドンきます。
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ちょっと怖いのもいますww
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大丸のマーク発見

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子供神輿もあります。

最後におじさまがくくりつけられているのは何故ですか?ww

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なんと女性の神輿もありました。
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神輿担ぐ女性カッコいいなー。

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お馬さんもえらい。

途中で回したりしてパフォーマンスしてくれます。
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そのまま泉涌寺に向かい上がっていきます。

東大路通のところで。車も通行止めにして、お神輿を担ぎ上げ祇園祭同様「ホイットーほいっとー」という掛け声と共に数回グルグルと回る見せ場です。


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ちなみに女性もやっているので、本当にカッコいいです。

その後は泉涌寺に向けての坂をずっと歩いて上がります

この行列が泉涌寺まで全て上がるのは相当時間がかかると思ったので、先に上がることに。

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泉涌寺への入り口の門です。

ここから結構歩きます。

泉涌寺までの間にお寺が数件あります。

私は今回 即成院に足を運びました。京都・即成院の仏像が凄い〜東福寺周辺 - 寺好き女子の京都移住ブログ

入って仏像を眺めている間に掛け声は外から聞こえていたのですが、気がつけばお神輿は上まで上がってしまったようで(そのぐらいここの仏像がよくてずっと見ていた)

私も慌てて後を追いました。

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皆さん坂を上がり終えて駐車場の所でひと休憩しておりました。

 

私は先に泉涌寺の中へ
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泉涌寺で有名な仏像界で美人と呼ばれる「楊貴妃観音堂
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少し遠目からになりますが、本当に美しいのがわかります。

こちらで美人祈願。

(美人守りという面白いお守りも売っておりますiPhoneで顔認証される仏像。 - 寺好き女子の京都移住ブログお守りの紹介はこちら)

本堂側で待ち構えます。

とても広いです。

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しばらくして入ってきました!!
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神輿もまた担ぎ上げて回ります。
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お坊さんたちがその光景を見学し、

その後、今度はお坊さんたちがお経をあげはじめます。

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神主さんかがありがたく経を聞いている光景はなんとも貴重です。
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そして演芸の披露。

太鼓に笛に。
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盛り上がります。

最後はお互いにご挨拶をし

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泉涌寺を跡にします。
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帰路の写真。
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とても良いお祭りを見れました。

地域の発展や安全祈願を願い、こうして、神社とお寺が交流をする。

ちなみにこの時、泉涌寺の拝観料は取られませんでした。

お祭りの流れで入っていける年に唯一の時らしく、近所の子供達が「年に一度のこの時しか入れない」と喜んでおりました。なにやら普段から遊びにここまで上がってくるらしいです。この辺に住む子供達は元気で素晴らしい。

地域の皆様にも喜んでいただくために泉涌寺も受け入れ体制が整っていて素晴らしい。

地元の人に混ざって年に一度のお祭りを堪能してきました。

 

もし東福寺に行かれて、足に自信のある方は是非、泉涌寺まで。

そして、ガイドブックには載っていない駅前の瀧尾神社はすぐにお参りできると思います。

気になった方は是非。

 

2019年9月29日の日曜日