京都から祇園祭がなくなったら、夏はどこかへ行ってしまうんじゃなかろうか
「七月は祇園祭や」
京都が好きで北海道からやってきました!!
と言うと皆さんに「祇園祭」に行くのをオススメされる。
京都の人がいかに祇園祭を楽しみにしているのかがよく分かる。
楽しみにしてると言ったが、教えてくれて人は「仕事やし、人も多いし、その時は暑いから私はいかへんけど」と言い放った。
たしかに祇園祭自体を見学しているのは地元の人よりも観光客の方が多い気がする。
地元の人たちは行かれへんとしても、祇園祭をやっていると言うことに意味があるのだ。
祇園祭が無かったとしたら、なんだか京都の夏がなくなってしまったような気分になるだろう。
祇園祭が始まる季節は夏の暑い苛立ちを隠せない。しかしながら。祇園祭をやることによって、楽しい夏がやってきたぜ!という空気を変える風情があるように思う。
街は祇園祭ムードだ。祭りは気分を上げ人々の生活の活気になっているようにだ。
2016年。私は親友の結婚式で大阪に来た時、たまたま宵山がやっていると知り大阪から駆けつけた。
出店の多さに圧倒されながら、並んでいる行列に「コレはなんの列ですか」と聞いた。
そうすると「あれに乗れるんだよ」と言われたのがコレ
ドドーンと立つ鉾。テレビで祇園祭を見た時のやつだ!祇園祭といえばコレでしょ!!
んっ?コレに乗れる?乗ってみたい!!と思った私はそのまま列に並ぶも
「粽かグッズをあっちで買ってきて」と言われる
言われるがまま、たくさんのグッズが並ぶ特設コーナーで
うさぎと月の可愛い御守りを買う。
ちなみに当時、粽は買っても食べれないしと思って手にすら取らなかったが。
食べる粽ではなく飾る粽だということを後々知る。
どおりで「粽は食べれないしなー」と言うた時、隣のおばちゃんが変な顔をしたワケだ。
何いうてんのコイツと思われていただろう。
そのぐらいの無知な観光客も鉾に乗りたいという気分になるぐらい立派で華麗な作りだった。
美しい提灯が夕日の空に映える。
心地の良いコンチキチンの演奏がずっと生演奏で奏でられている。すごいなー奏でている人。
乗るのに1時間は並んだが、それでも良い経験になって満足だった。
そして、あのコンチキチンの音色が耳に刻まれた。
初めての祭なのにどこか懐かしい気持ちになるのはなぜだろう。
ああ。また祇園祭に行きたい。そう思いながら2019年。二度目の祇園祭。
今回はバッチリ予習を
祇園祭を楽しむ月刊京都をGET。
知れば知るほどに面白味の増すお祭り。
最初、京都の祭と言ったが、コレは日本の祭だ。
京都人だから道産子だからは関係ない。
コンチキチンを聞けば、日本人の魂がフツフツと燃えてくる。
祇園祭が始まらなければ、日本の夏に彩りがなくなるだろうなと思った。
京都生活1ヶ月目のワタシ。
ちなみに粽は家のどこに飾るんだ??
祇園祭の予習!! pic.twitter.com/ADMW7B1NaR
— むらさきいもキャベツ (@butujyo) 2019年7月11日